2018年1月5日 北極冒険家・荻田泰永は日本人として初めて「南極点無補給単独徒歩到達」に成功しました。
その模様は各種メディアで大きく取り上げられ、帰国後も取材の依頼が続きました。
そこで必ず聞かれる質問が
「次の計画は、もう考えていますか?」
「来年は何をする予定ですか?」
ようやく一つの冒険を終えた直後の荻田でしたが、次第にこう答えるようになりました。
「若者たちを連れて北極を歩こうと思います。私が初めて北極に行った時のように」
この発言をキャッチし、敏感に反応した若者たちから、
志願の連絡が集まり始めました。
2019年 4月上旬〜5月中旬、 カナダ北極圏・バフィン島を各々1台のソリを引き、全ルート踏破を目指します。
対象者は主に20代の若者で、学生、社会人、フリーター等、男女・職業共に不問。特別な募集は行わず、自らのアンテナでキャッチし、自らコンタクトを取って来た志願者が参加することになります。(メンバーは確定したため、今後の申込みは受け付けません)
『北極圏を目指す冒険ウォーク2019』は、荻田がガイドする旅行ではありません。
「Tour」ではなく「Expedition」です。
その為、以下の目的を持って臨みます。
1)日本の若者たちに極地を訪れる機会を提供し、新たな世界に出会う場とする
2)隊員各自がテーマを持ち、冒険を通して調査研究を行い、報告書にまとめる
3)連綿と繋がってきた極地冒険の歴史を次世代に繋ぐ
北極冒険家・荻田泰永の他、記録カメラマン、カナダ人冒険家が同行する予定です。
しかしながら極地と言う土地で行動する以上、各自が以下のリスクを充分理解した上で、冒険に参加してもらいます。
1)ホッキョクグマの生息域である危険性
2)寒冷地での行動であり、凍傷その他の外傷の危険性
3)海氷上を進行する際の、薄氷の踏み抜き等による落水の危険性
4)その他、突発的な自然現象