『急転直下でシオラパルクに到着。カナックからシオラパルクのヘリコプターがなかなか飛ばず、18日も「今日はキャンセル。明日の予定に延期」と連絡が来ていた。もう今日は飛ばないんだなと、荷物を広げて食料のパッキング作業などを行っていたら、急に「今日飛ぶよ!」という連絡が来る。慌てて荷物をまとめて空港へ。無事にカナックから最終目的地のシオラパルクに到着しました。 シオラパルクは、北緯77度47分。世界最北の定住集落。最盛期は人口100人ほどはいたらしいが、2004年に私が来た時で80人。2016年の時は40人ほど。そして、現在は30人といったところ。人口減少は著しく、将来的に廃村の危機もある。私自身は2004年、2016年に続いて3度目となる。 いやー、時間かかった。寄り道しながらだったけど、結局予定よりも1週間余計に待つことになった。元々、今回は時間をあまりとっていないところで、途中1週間の待機が入ったので、やや日程がタイト。それでも、目的である「岩」のあるアノーイトー岬までは問題なく行ける時間はある。本当は、前後もシオラパルクでのんびりしたかったのだが、その時間がなくなってしまったのは残念。とはいえ、帰りもスムーズにシオラパルクから南へ移動できるかも分からない。帰りのヘリが飛ばずに、ここで待機が必要、なんていう可能性も大いにある。2日ほど準備をしてから、アノーイトー目指して歩き始めるつもりだ。』 兎にも角にも、スタート地点に辿り着けたことには一安心です。ただこれからが本格的な冒険=徒歩行の始まり。6年ぶりということもあるので無理はせず、出発態勢を整えて欲しいと思います。