スタートから14日。つまり冒険開始から二週間が経過しました。キキクタルジュアクでの1日を除けば、連日20km以上のペースで移動して来ています。14日目の天候は雪のちくもり、その後晴れ間が見え始めたとのこと。気温はマイナス15度。この日も23.3km前進しましたが、平坦なところもあればアップダウンの激しいところもあり、実際の歩行距離はもっと長いと思われます。
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今日は昨日に引き続き曇りで、あたり一面が真っ白な中、島を越えて歩き続けました。今日も特にトラブルもなく順調です。このままクライドリバーまで頑張ります。(報告:諏訪順也)
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本日は女性参加者2名のうちのひとり、松永が電話で話してくれました。昨日の花岡同様、曇りで視界の悪い中の景色はあまり目にすることがなく、心惹かれたとのこと。松永と言えば「絵画」。メンバーや我々スタッフ誰もが彼女に持っているイメージで、自身も北極で「絵を描きたい」と目的が明確です。キキクタルジュアクまでは毎日最低でも一枚は描き続けてきた絵を、再出発後は描いていないとのこと。「絵を描く」と言う個人を優先するのか、「体力回復に努めること」を優先し、隊としての行動に支障を来さないようにするのか、コメントからそんな葛藤が感じ取れました。
松永の話からも分かりますが、今が隊としての正念場であると、各メンバーが捉えているようです。海氷、天候、地形、北極の北極らしい面を目にするようになり、ここが勝負所と位置付けて、隊として一丸となって臨もうと言う姿勢が見られます。
この日の終盤には天気も回復して来ましたので、当面はCape Hooperに向け前進してほしいと思います。
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SH (月曜日, 22 4月 2019 11:23)
本日は陸地(島?)を超えていったのですね。視界の良い日も悪い日も、皆さんの「心の視界」は何かをとらえているようで素晴らしいと思います。疲れもたまってきているでしょうから、仲間同士助け合ってくださいね。