到達から一夜明けて多少は落ち着いたものの、ありがたいことに日本では「荻田フィーバー」が続いておりました。私もさすがに疲れていたようで、テレビも電気もパソコンも全て点けたまま寝落ちしておりましたが、早朝電話で起こされました。
一方南極点にいる荻田は、日本での騒ぎがどれだけ伝わっているのか分かりませんが、大きな目標を達成しのんびり過ごしている様子。とは言っても「南極点に到達したら行うミッション」もいくつかあるため、この日はそれを行なっていたようです。
ところで皆様から沢山のお祝いのメッセージをいただきましたが、大抵二言目に聞かれるのが「到達したらどこで過ごすの?」という質問です。この日の荻田からの報告が、そのことに触れています。
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南極点に到着した後はどこで何するの?と聞かれることもありますが、今回の南極点挑戦をはじめ例えば南極大陸最高峰のビンソンマシフ登頂など、南極での冒険活動を支援してくれる民間組織が
ALE(Antarctic Logistics & Expeditions)です。
南極点に到着した私は、ALEのキャンプでベースとなるユニオン氷河キャンプに戻る飛行機を待っています。南極点からわずかに1kmほど離れたここは、ビジターがキャンプをして良い場所に指定されています。
南極点にはアメリカのアムンゼンスコット基地があり、研究者が様々な観測をしています。その為に、観測の妨げにならないように、外部の人間の活動で大気や氷床が汚染されないよう立ち入り禁止区域も設けられています。いま私がキャンプしている場所は、制限区域であるClean Air Sectorの風下側にあります。風上には人間の活動が極力及ばないようになっている訳です。
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到達したからと言ってすぐにお迎えが来る訳ではないため、現在は今回の冒険を現地でサポートしてくれている「ALE」の施設で、帰りの飛行機を待っているような状態です。ALEからの案内によれば、2〜3日に一便の割合でフライトがあるとのこと。現地時間の5日に到達していますので、空きがあれば8日までにはユニオン氷河キャンプに戻って来るのではないでしょうか?
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永沼陽一 (月曜日, 08 1月 2018 11:03)
飛行機に乗れるまで、ごゆっくりお過ごしください!!羽田、成田にはお出迎えに行けませんが、千歳には行きたいな!!
伊勢屋 (月曜日, 08 1月 2018 11:13)
なるほど。
ごゆっくり。。。
むろ (月曜日, 08 1月 2018 13:01)
アメリカから見守っております。ムロ
ナイト2000 (月曜日, 08 1月 2018 17:15)
荻田さんお疲れ様でした!凄いなぁと改めて感じ感動しました。今はゆっくり休んで下さい。今後も応援していきます!